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40代からの低山登山が超おすすめの理由!自分を最高にリセットする方法

平日は、鳴り響く通知音と、終わらない会議。PCのモニターと睨めっこし、気づけば一日が終わっている。そして、ようやく迎えた週末。心と体は鉛のように重く、ソファから一歩も動けないまま、スマートフォンの画面を眺めて、ため息をつく…。40代のあなたなら、そんな「灰色の週末」に、心のどこかで「このままじゃいけない」と感じているのではないでしょうか。

ご安心ください。この記事は、本格的な登山家になるための、ストイックなマニュアルではありません。これは、かつては完全なインドア派で、「山登りなんて、疲れるだけ」と心の底から思っていた45歳のサラリーマンが、週末のたった数時間で、心と体の毒素を完全にリセットする「歩く瞑想」としての低山登山の魅力に出会ってしまった、全ての記録です。この記事を読み終える頃には、あなたは「週末が待ち遠しい」と、子どものようにワクワクしている自分に気づくはずです。

この記事のポイント
  • 【新常識】登山の目的は「制覇」ではない。40代のための「心身のリセット術」
  • 【超具体的】準備ゼロから、ワークマン活用術、山頂ラーメンまで、全ノウハウを網羅
  • 【東京から日帰り可】新宿から行ける、初心者に最適なモデルコースを5つ厳選紹介
  • この記事一本で、退屈な週末が、最高の自己投資の時間に変わる
  1. PCの前で、ため息をつく。そんな週末に、サヨナラを告げよう
    1. なぜ、私たちは、無性に「土」に触れたくなるのか?
    2. 【私の原体験】高尾山の山頂で飲んだ、人生で一番うまかった缶コーヒーの話
  2. 40代のサラリーマンにこそ「低山登山」が、最強の処方箋である3つの理由
  3. 【準備ゼロでOK】「週末、ふらっと低山」を始めるための、現実的な装備の話
    1. ① 服装は「ユニクロ&ワークマン」で完璧。高価なウェアは不要
    2. ② シューズは「履き慣れたスニーカー」で、まずは一歩
    3. ③ リュックの中身は、これだけは入れていこう【完全版】
  4. 【東京から日帰りOK】40代の初心者に贈る、最高の低山デビューコース5選
    1. ① 高尾山(東京)- 全てが揃う、エンターテイメントの山
    2. ② 御岳山(東京・奥多摩)- ケーブルカーで行く、天空のパワースポット
    3. ③ 棒ノ嶺(ぼうのれい/棒ノ折山)(埼玉・東京)- 沢登りが楽しい、冒険の山
    4. ④ 筑波山(茨城)- 男心をくすぐる、岩と絶景の山
    5. ⑤ 大山(神奈川)- 絶景と豆腐。ご褒美満載の山
  5. これだけは守ってほしい。40代の、安全で、スマートな登山の嗜み
  6. ソロ低登山に慣れてきたら家族で低登山がおすすめ
    1. 家族デビューに「高尾山」が最適すぎる理由
    2. 家族登山を「最高の思い出」にするための父親の心得5カ条
  7. まとめ:人生という名の登山に、最高のコンディションで挑むために

PCの前で、ため息をつく。そんな週末に、サヨナラを告げよう

なぜ、あれほどインドア派だった私が、週末になると山へ向かうようになったのか。それは、現代のビジネスマンが、無意識のうちに失ってしまった、ある大切な感覚を取り戻せる場所だと気づいたからです。

なぜ、私たちは、無性に「土」に触れたくなるのか?

平日の私たちは、常に「脳」を酷使しています。情報処理、論理的思考、人間関係の調整…。しかし、私たちの体は、本来、もっと五感を使うようにできています。土の匂いを嗅ぎ、鳥の声に耳を澄まし、木漏れ日を肌で感じる。低山登山は、普段使っていない五感を強制的にONにし、代わりに、疲れ切った脳をOFFにしてくれる、最高のスイッチなのです。

【私の原体験】高尾山の山頂で飲んだ、人生で一番うまかった缶コーヒーの話

初めて高尾山に登った日。それは、友人に半ば無理やり連れていかれた、気乗りしない山行でした。汗だくになり、息を切らし、文句を言いながら、ようやくたどり着いた山頂。そこで、友人が差し出してくれた、自販機で買った、ごく普通の缶コーヒー。それを一口飲んだ瞬間、私は、言葉を失いました。今まで飲んだ、どんな高級なコーヒーよりも、はるかに美味しかった。心地よい疲労感と、達成感と、目の前に広がる景色。その全てが、一本の缶コーヒーを、人生最高の味に変えたのです。この時、私は「ああ、こういう時間の使い方があったのか」と、価値観が180度変わるほどの衝撃を受けました。

40代のサラリーマンにこそ「低山登山」が、最強の処方箋である3つの理由

低山登山は、単なる趣味や運動ではありません。それは、40代の私たちにとって、最高の「処方箋」なのです。

  • ①【心のリセット】:頭の中の「仕事フォルダ」を、強制的に空っぽにする。「歩く瞑想」とも言えるこの時間は、最高のストレス解消法です。
  • ②【体のリセット】:心地よい疲労が、最高の睡眠を連れてくる。デスクワークで凝り固まった体を動かせば、睡眠の質が劇的に向上します。
  • ③【自信のリセット】:自分の足で「登った」という、揺るぎない達成感。仕事の評価とは違う、純粋な成功体験が、自己肯定感を力強く回復させます。

【準備ゼロでOK】「週末、ふらっと低山」を始めるための、現実的な装備の話

「でも、色々揃えるのが、お金もかかるし、面倒くさい…」その気持ち、痛いほど分かります。だから、断言します。最初は、あなたの家にあるもので、ほとんど何とかなります。

① 服装は「ユニクロ&ワークマン」で完璧。高価なウェアは不要

ポイントは「重ね着」です。山は体温調節が命。速乾性のTシャツ(ユニクロのエアリズムなど)の上に、長袖のシャツ、そして風を防ぐ薄手のアウター(ウインドブレーカー)を重ねるのが基本。驚くべきことに、これらの機能的なウェアは、**全て「ワークマン」で、驚くほど安価に揃います。**数千円の投資で、有名アウトドアブランドに匹敵する機能性が手に入る。まさに、我々サラリーマンの聖地です。

② シューズは「履き慣れたスニーカー」で、まずは一歩

もちろん、本格的な登山靴に越したことはありません。しかし、私たちが最初に挑戦するような、整備された優しい低山であれば、**あなたが普段履いている、底が滑りにくいスニーカーで全く問題ありません。**まずは、その一歩を踏み出すことが、何よりも大切なのです。

③ リュックの中身は、これだけは入れていこう【完全版】

普段使っているリュックでOK。でも、中身は、あなたの命を守るお守りです。

  • 必須アイテム:水(最低1リットル)、行動食(飴、チョコレートなど)、タオル、ゴミ袋、絆創膏。
  • 【最重要】モバイルバッテリー:スマホは、地図であり、連絡手段であり、命綱です。山では電波を探すため、バッテリーの消耗が激しい。モバイルバッテリーだけは、絶対に忘れないでください。
  • 【お守り】非常食と雨具:万が一の道迷いや、天候急変に備えて。非常食には、軽くて高カロリーな**プロテインバーやナッツ**が最適。雨具は、コンビニのビニールカッパでも、無いよりはるかにマシですが、これも**ワークマンの上下セットのレインウェア**なら、数千円でしっかりしたものが手に入ります。

【東京から日帰りOK】40代の初心者に贈る、最高の低山デビューコース5選

「じゃあ、具体的に、どこに行けばいいの?」というあなたのために、首都圏から、電車でふらっと行ける、最高のデビューにふさわしい山を5つ、厳選しました。

① 高尾山(東京)- 全てが揃う、エンターテイメントの山

「初心者の聖地」。ケーブルカーもあるので、体力に自信がなくても安心。まずは舗装された1号路を、遠足気分で登るのがおすすめ。山頂からの景色はもちろん、途中の茶屋で食べるお団子も最高です。
新宿からのアクセス:京王線で「高尾山口駅」まで約50分。
高尾山 登山コース

② 御岳山(東京・奥多摩)- ケーブルカーで行く、天空のパワースポット

奥多摩の玄関口にありながら、ケーブルカーを使えば、一気に標高929mの山頂駅へ。そこから武蔵御嶽神社への参道を歩くだけでも、素晴らしい景色と澄んだ空気が味わえます。体力に余裕があれば、苔むした岩々が美しい「ロックガーデン」まで足を延ばすのが、最高におすすめです。
新宿からのアクセス:JR中央線・青梅線を乗り継ぎ「御嶽駅」へ(約90分)。そこからバスでケーブルカー乗り場へ。
公式 御岳山ハイキングコース高水三山登山コース

③ 棒ノ嶺(ぼうのれい/棒ノ折山)(埼玉・東京)- 沢登りが楽しい、冒険の山

少しだけアドベンチャー気分を味わいたいなら、ここ。渓谷沿いを歩き、沢の中の岩を渡っていく「白谷沢コース」は、まるで天然のアスレチック。童心に返って、ワクワクすること間違いなしです。山頂からの展望も素晴らしく、達成感は格別です。
新宿からのアクセス:西武池袋線で「飯能駅」へ(約50分)。そこからバスで「さわらびの湯」へ。
棒ノ嶺登山コース

④ 筑波山(茨城)- 男心をくすぐる、岩と絶景の山

「西の富士、東の筑波」と称される名山。ロープウェイやケーブルカーもありますが、ぜひ挑戦してほしいのが、奇岩や巨岩が連続する登山道。山頂からの関東平野の眺めは、まさに絶景です。
新宿からのアクセス:つくばエクスプレスで「つくば駅」へ(約45分)。そこからシャトルバス。

⑤ 大山(神奈川)- 絶景と豆腐。ご褒美満載の山

こちらもケーブルカーがあり、初心者でも安心。山頂からは、相模湾や江の島、そして富士山まで見渡せるパノラマが広がります。下山後のお楽しみは、参道に並ぶ名物の「大山豆腐」料理。冷えた体に染み渡ります。
新宿からのアクセス:小田急線で「伊勢原駅」へ(約60分)。そこからバス。

これだけは守ってほしい。40代の、安全で、スマートな登山の嗜み

手軽な低山とはいえ、相手は自然です。舐めてかかると、痛い目にあいます。

  • 最強の相棒「YAMAP」アプリを、必ずスマホに入れる:これは、現代登山の三種の神器です。GPSで、地図上のどこに自分がいるのかをリアルタイムで確認できます。事前に地図をダウンロードしておけば、電波が届かない場所でも使えます。これがあるだけで、道迷いのリスクと不安が、劇的に減少します。
  • 「天気予報」と「日没時間」の確認は、命綱:山の天気は変わりやすい。出発前に、必ずチェックしましょう。そして、自分のペースで、日没の1時間半前には下山できる計画を立てることが、何よりも重要です。
  • 「こんにちは!」すれ違う人との挨拶が、あなたの身を守る:山での挨拶は、最高のコミュニケーションです。気持ちが良いだけでなく、お互いの存在を確認し合う、安全管理の意味合いもあります。

ソロ低登山に慣れてきたら家族で低登山がおすすめ

あなたが低山の魅力に、すっかりハマってしまったのなら。ぜひ、その素晴らしい体験を、一番大切な人たち、つまり**家族**にもおすそ分けしてあげてください。「パパだけ、いつも楽しそうでいいね」なんて、言わせたらもったいない。家族全員で、新しい冒険の扉を開きましょう。

家族デビューに「高尾山」が最適すぎる理由

「でも、子どもや妻が、最後まで歩けるか心配…」その気持ち、よく分かります。だからこそ、最初の家族登山に、私たちは**高尾山**を選ぶのです。ここには、家族の不安を全て解消してくれる、魔法のような乗り物があります。そう、ケーブルカーとリフトです。

これを、最初から「お守り」として使いましょう。「もし、疲れたら、いつでもアレに乗って帰ってこれるから、大丈夫だよ」と。この一言があるだけで、家族の心理的なハードルは、ぐっと下がります。最初は、無理せずケーブルカーで中腹まで行き、そこから山頂を目指すだけでも、立派な登山体験です。慣れてきたら、吊り橋のある4号路や、沢沿いを歩く6号路など、少し冒険的なコースに挑戦するのも良いでしょう。高尾山は、家族の成長に合わせて、何度でも楽しめる、最高の遊び場なのです。

家族登山を「最高の思い出」にするための父親の心得5カ条

ただし、家族登山には、一人で登る時とは全く違う、繊細な配慮が必要です。これを間違うと、「もう二度と行きたくない」と言われかねません。私が、息子や娘との山行で痛感した、最も重要な心得を5つ、お伝えします。

  1. ペースは「一番下の子」に合わせる。これが絶対のルール
    大人のペースで歩いてはいけません。体力のない子どもを急かすのは、山そのものを嫌いにさせる、最悪の行為です。「まだ着かないの?」ではなく、「自分のペースで、一歩一歩進んで、えらいな!」と、そのプロセスを全力で肯定してあげましょう。
  2. 「おやつ休憩」を、エンターテイメントにする
    子どもの集中力は、長くは続きません。「疲れたー」という言葉が出る前に、「よし、次の角を曲がったら、お待ちかねの『アメちゃんタイム』にするぞ!」と、こまめな休憩を、楽しいイベントとして演出します。ポケットに、小分けのお菓子をたくさん忍ばせておくのが、デキる父親のテクニックです。
  3. 「すごい!」「助かる!」父親は、最高の褒め役になる
    「うわ、こんな岩、登れたのか!すごいな!」「地図を見てくれて、助かるよ、ありがとう!」。子どもが何かをできた時、手伝ってくれた時、少し大げさなくらいに褒め、感謝を伝えます。父親からの承認は、子どもの自己肯定感を、ぐんぐん育てます。
  4. 「危険」はしっかり教え、「楽しさ」は自分で見つけさせる
    「崖には近づくな」「走るな」といった、安全に関わることは、真剣に、しかし冷静に伝えます。一方で、「あの木、変な形してないか?」「きれいな色の葉っぱ、見つけたな」と、自然の面白さを見つけるヒントは与えても、その解釈は、子どもの自由に任せましょう。
  5. 山頂での「ご褒美」こそ、クライマックス
    これがあるから、子どもは頑張れます。みんなで汗をかいた後に、山頂で食べる、なんてことないコンビニのおにぎりの味は、どんな高級レストランにも勝ります。そして、もしあなたが、小型のガスバーナーとクッカーを持参して、山頂でカップラーメンを作ったなら…その湯気と香りは、家族にとって、一生忘れられない、最高の思い出の1ページとして、心に刻まれるはずです。

家族で登る山は、体力もつき、自然と触れ合え、そして何より、かけがえのない幸せな思い出が作れる。まさに、いいこと尽くめ。これ以上の休日の過ごし方が、他にあるでしょうか。

まとめ:人生という名の登山に、最高のコンディションで挑むために

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
40代からの人生は、よく、登山に例えられます。まだまだ、登るべき山は高く、乗り越えるべき壁もたくさんある。だからこそ、私たちは、時々、日常から離れ、自分自身の心と体をメンテナンスする必要があるのです。

低山登山は、そのための、最も手軽で、最も効果的な方法です。週末のたった数時間が、あなたの次の1週間を、そして、これからの人生を、より豊かで、力強いものへと変えてくれる。私は、それを、心の底から信じています。

この記事のまとめをおさらい!
  • 40代の週末は、ソファの上ではなく、山の土の上で、心と体をリセットしよう。
  • 準備は「ワークマン」と「スニーカー」でOK。YAMAPとモバイルバッテリーは必須のお守り。
  • タイムや制覇が目的ではない。「山頂ラーメン」と「達成感」を味わうことがゴール。
  • あなたの次の一歩は、今度の週末の天気予報を調べ、この記事で紹介した山へのアクセス方法を検索してみること。

この記事を書いた人:みつはし
40代のサラリーマン兼副業ウェブライター。中学生の息子と小学生の娘、そして妻との4人家族で暮らしています。
子育て・家計・副業など、リアルな日常の中で感じたこと・失敗したこと・ちょっとした工夫を、同じように悩む方のヒントになればと願って発信中です。どうぞよろしくお願いします。

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